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2018年08月13日

きんかんよみ 南総里見八犬伝あらすじ 第一回

あらすじ
 室町時代半ばの永享十年。いよいよこれから戦国時代が幕明けしようという頃。
 関東公方、足利持氏は、足利義教が将軍職についたのを不満に思い、幕府に反旗を翻した。
 持氏は自害させられたが、その王子たちを守った下総の結城氏朝。そこには里見季基・義実親子も従っていた。とうとう三年の籠城に及ぶ結城合戦の末、結城城は滅びることになる。

 里見義実は安房に落ち、やがて国を領するようになった。隣国との戦で敵将の首を取ってきた、飼い犬の八房(やつふさ)に、泣く泣く恩賞として最愛の伏姫を与えることとなり、富山に入った伏姫は、八房の気を宿し、仁義礼智忠信孝悌と文字の入った八つの玉を放ってこの世を去った。
 里見家の重臣であり、伏姫の許嫁でもあった金碗大輔は、ちゅ大法師となって、玉の行方を探す旅に出た。



第一話 登場人物

里見季基(すえもと) 源家八幡太郎義家の嫡流
里見義実(よしざね) 里見季基の嫡男
安西景連(かげつら) 安房(あわ)郡 館山城主
麻呂信時 朝夷(あさひな)郡 平館城主
神余光弘(じんよみつひろ) 平群(へぐり)郡長狭(ながさ)郡 滝田城主
山下定包(さだかね) 神余光弘の家臣
玉梓(たまづさ)   神余光弘の側室
金碗(かなまり)八郎孝吉 神余光弘の家臣
金碗大輔 金碗八郎の嫡男
伏姫(ふせひめ)   里見義実の娘、夏の三伏の時期に生まれた。
八房(やつふさ)   里見義実の飼い犬、犬懸(いぬかけ)の里で生まれた。
posted by kinkan at 00:00 | きんかんよみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする