電車で隣に座った
足の長〜い、若いお兄さん。
琴柑とは反対側の隣の友だちたちと、
わいわい。
しかし、ふと、隣の私の
紫の「道ゆき」に目がとまった様子で、
しげしげと見て、
「いいですね、日本の服。カッコイイ!!」
(びっくり!
着物について話しかけてくるのは、女性ばかりなのに。
うわっ!イケメン!
彫りが深くて、外国人なのかな?
日本語流暢だけど……)
「ありがとう!」
「これは、なんですか?」
「着物の上に着るコートですよ」
「へえ!そうなの。素敵!いつも着物!?」
「まあ、時々。
今日はイベントがあって」
と、薬研堀の「張り扇供養」の写メを見せた。
「ほら、男の人もみんな着物でしょ」
「へぇー、いいね。これはどこ?」
「東日本橋のお寺」
「へぇー日本橋かあ。
暮れにみんなで集まろう!ってかんじ?」
「そうそう」
「いいね。暮れに。こういう格好、すごくカッコイイよ」
この辺で会話は途切れ、彼はまた隣の友だちとわいわい。
六本木駅で、
これから遊びに行くのであろう彼らが、
ぞろっと降りる。
と、そのときーー。
くるっとこちらを向き、
キッパリと、
(敬意を込めた感じで、)
「良いお年を!!👋」
……ハッ!オ、オウ!
「よよよ、良いお年を👋」
すごいコミュニケーション能力(^-^;)
あっぱれ。
あの若者に、幸多かれ☆彡